島の歯医者 川口悟史の歯の話『お口の中のバランス』

皆さんこんにちは😊

島の歯医者の川口です。

今日は「中秋の名月」の日ですね🌝

お月様は見ることが出来るのか、天候が気になります。

生月では、薄い雲の下から優しく光る、おぼろ月を見ることが出来ました👀

 

私ごとですが先日、結婚記念日に、平戸の川内峠近くの囲炉裏料理「エビス亭」に行って参りました。

初めて食べに行ったのですが、平戸の地物を使った料理はどれもとても美味しかったです🍴🎶

お店のご主人である、通称親方は毎日ブログを更新されており、とても勉強になります。

今年の11月頃、近くにステーキハウスをopenされるそうで、行くのが楽しみです。

 

ところで前回より、「なぜ虫歯になるのか?」への説明を続けていきたいと思います。

虫歯という病気を歯科用語では、う蝕(うしょく)と言います。

実は健康な歯の表面では、表面が溶けたり戻ったりを繰り返しています。

酸により歯の表面のミネラルが溶けだし、構造が壊れることを脱灰(だっかい)

お口の唾液により、酸が中和され歯の表面へミネラルが戻り、構造が回復することを再石灰化(さいせっかいか)

と言います。

 

脱灰と再石灰化はこの瞬間にもお口の中で起こっています。

常にバランスをとっている状態ですが、酸によりお口の中が酸性になり脱灰の時間が長くなるとバランスが崩れ、虫歯になりやすい状態になります。

う蝕治療の目標は、脱灰よりも再石灰化しやすいお口に環境を整えることになります。

そのためにも、今お口の中がどうなっているのか調べて、過去と比べてどう変化したのか見て行く必要があります。

具体的には、お口の中の写真を撮影したり検査をして、資料をとり、あなたにあった治療や予防方法を一緒に考えます。

 

治療が終わったら、再び脱灰が進み虫歯にならないためにも、定期的に歯科医院へメンテナンスに行く事も大事になります。

次回はなぜお口の中が酸性になるのかをお話させて下さい。

〜私たちが受けたい歯科治療をそのまま患者さんに提案します〜