島の歯医者 川口悟史の歯の話『仮歯の役割って?』

こんにちは😀

島の歯医者の川口です。

最近日中は暑い日が続きますね。

朝晩との寒暖差もあるので、皆さま体調にはお気をつけ下さい。

今週のブログは仮歯についてお話させて下さい。

歯の被せ物の治療をされた方は、仮歯を作り最終的な被せ物が出来上がるまで使われていた事があると思います。

そんな仮歯の役割ですが、治療期間中に噛む機能を維持して、見た目の審美性を保つことができます。

そして仮歯の大事な役割として、仮歯を調整していき最終的な被せ物の形に近づける事があります。

例えばオーダーメードの服であれば、採寸をして、合わせたものを試着し、さらに細かい着丈の長さや細かい装飾をその人に合わせて作っていきます。

実は被せ物1つを作るにしても、お口の中の状態は1人1人違うので、1人1人の噛み合わせに合っているか、歯茎と調和して磨きやすい形かどうかを考えて作らなければなりません。

治療の間に仮歯を少しづつ修正していき、見た目や噛み合わせのバランス、清掃性、歯茎の状態の変化をみていきます。

たかが仮歯ではなく、最終的なゴールを目指す治療の一つですので、仮歯の調整にはお時間がかかる場合があります。

仮歯の注意点ですが、仮の材質なので外したり修正しやすいようにできています。

・ガムなど粘着性の食べ物を食べると外れたりする原因になります。

・硬いもので欠けることがあります。

・コーヒーやお茶などで着色しやすく、長い間使っていると仮歯の変色が起こる事があります。

・もし外れた場合はすぐに連絡をお願いします。仮歯はそのまま捨てずにお持ちください。

また、仮歯でそのまま放置にされてる方は注意が必要です。

虫歯の再発や噛み合わせの変化が起き、治療に来られた時よりも悪くなっているケースによく遭遇します。

仮歯のまま、最近歯科に行ってなかったと思われる方はご連絡ください。

〜私たちが受けたい歯科医療をそのまま患者さんに提案します〜