島の歯医者 川口悟史の『かっぽ(義歯)』の話
こんにちは😄
島の歯医者の川口です。
今日はスーパームーンでしたね🌝
生月でも雲の切れ間から、大きなお月様を見ることが出来ました👀
ところでタイトルにもあった「かっぽ」…
他には「総入れ歯」、「全部入れ歯」、「全部床義歯」と呼ばれていますが、
生月の方言として義歯のことを「かっぽ」と呼ぶ文化があります。
そんな「かっぽ」の話ですが、
僕は昨日、福岡で義歯の勉強会に参加してきました。
皆さんは義歯についてどんなイメージをお持ちですか?
入れ歯安定剤のCMであるように、
合わない、噛みづらい、入れると気持ち悪い等
わずわらしさがある想像をされた方が多いのではないでしょうか?
実は義歯作りは奥が深いです。
奥が深い理由として、お口の中の何も無い空間から、歯があった時はどんな噛み合わせだったかを考えて、再現して作る必要があるからです。しかも動く歯茎の上にです。
家づくりで例えると、何も無い土地に元あった建物を想像して、建築していくことになります。そして常に変動する地面の上に、安定する建物を作らないといけません。
土地の地盤がしっかりしている(歯茎の状態)、元の建物の作りがしっかりしていた〔噛み合わせが安定している〕とスムーズに作れることが多いです。
ですが、逆の状態であれば作る難易度が高くなり、回数や時間もかかります。
義歯作りは簡単では無いです、
「患者さんがしっかり噛めるように」
そのためにも勉強を続けて行きます。
〜私たちが受けたい医療をそのまま患者さんに提案します〜