昭和生まれの時代遅れの男だけど, 5年, 10年後を見据えて変化する…
昨年、大学病院の「無休医」の話が全国的なニュースになった。
ーーーーー
文部科学省が108の国公私立の大学病院を調査したところ、病院で診察に当たっているのに、適切な給料が支払われていない医師と歯科医師の数は、全国50の大学病院で2191人に上がっていた。
医学研究の一環として、大学院生を診察に当たらせていた事例が多い。
本人のスキル向上とうたい、医師免許を持つことから、都合良く現場の戦力に組み込まれていた。
東北大の場合、25人が決められた勤務時間の上限を超えていた。
25人の全員は歯学部の院生だった。
歯学部は医学部より上限時間が低く設定されていることと、医局の人手不足が背景にあるという。
2019.9.15 河北新報 社説より
ーーーーー
僕は、1999年春に九大の歯学部を卒業後、そのまま大学院に進学した。
当時の歯学部は、今のような研修医は必須ではなかった。
そのまま一般開業医に勤務することも可能だった。
僕が入局した口腔外科の医局は、最初の1年は、給与を貰う研修医と同じようなローテーションで、病棟と外来を半年ずつ回った。
歯科医師免許を持ったものの、何も出来ない歯科医が、様々な先輩に付いて学べる機会を得て、とても有り難いと思った。
院2年次に、福岡の天神で開業される山道信之先生と出会えた。
知人の親御さんを紹介したのが始まりで、それ以降、土曜日に診療を見学させて頂けるようになった。
しばらく通い続けると、アシスタントにもつかせて頂き、様々なインプラント治療を目の前で勉強出来た。
ある時、山道先生よりウチでアルバイトをしないかと打診されたが丁重にお断りした。
お金をもらい働くと山道先生の手技を直接見る機会が少なくなる。
当時の僕は、先生の手技を直接学ぶ事の方が価値があると考えた。
今出来ている臨床は当時の賜物で、間違えてなかった。
開業して今年の5月で15周年を迎える。
この15年、自身だけでなくスタッフにも教育の投資を続けてきた。
そして設備投資も、歯科界の一般常識をかけ離れた額を行ってきた。
しかし、上記に書いたように、働き方の考え方が変わった。
昨年、経営者として様々な課題が上がった。
将来振り返った時、ターニングポイントだったと言える年になると思う。
課題が上がれば、解決のために行動あるのみ。
早速、社労士の先生に依頼し、労務面の全面見直しを行っている。
今までも、女性の職場と考え、産休育休制度、時短労働、パート社員の社保化など取り組んできたが、まだまだだ。
現在、育休の歯科衛生士が二人、来月から受付TCが産休に入る。
昨年末で長年一緒に働いてくれた二人の衛生士が、それぞれの事情で辞めたので、今、一番大変な時だ。
そんな時に、一緒に同じ方向を向いて働いてくれるスタッフ達には、感謝の気持ちを忘れず、5年、10年先を見据え、今回、様々な事を見直す。
労務の面だけでなく、院内での研修も充実させていく。
先行投資して、手術用顕微鏡マイクロスコープを歯科衛生士専用の部屋も含め4つ全ての診療室にある。
僕だけでなく、秋山先生の研修コースを修了した歯科衛生士も在籍している。
九州の若いやる気がある歯科衛生士が成長出来るような場を提供する。
そんな訳で、当院にご興味がある歯科衛生士さんは、しばしお待ちを。
もう少ししたら、リニューアルした求人を出します。
新卒、既卒問わず、やる気がある衛生士さんを募集します。
時の流れに従って自分を変えなければ、運命は変わらない。
年末年始に読んだ本の帯にあった言葉。
今年、様々なチャレンジをして運命を変えていく。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように❗️
追伸:
写真は、全く関係なく、先日福岡で開催されたEXILEのコンサートで使用したグッズ。
LINEチケットで先行予約の告知がきて、ちょうど行けそうな日程だったので、申し込んでみたら当選。
久しぶりにエンターティナーを感じてきました。
芸能界の一線で活躍されている皆さんを目の前で見れて、パワーもらいました。