何故、鬼になったのか… その描写まで書かれている吾峠呼世晴さんって凄い…
一昨日、院内研修会を無事に終えた。
前からマイクロスコープを教えて欲しいと言っていた家庭を持つ歯科衛生士達の要望に応えるためだ。
ただ休日の研修会になるので、参加するのは有志だけで良いと伝えていた。
蓋を開くと、秋山先生の歯科衛生士コースまで全て修了した歯科衛生士も手伝ってくれ、現在当院の臨床を支えてくれている歯科衛生士達が全員参加となった。
院長として、これほど嬉しい事はない。
本当にありがとう。
その期待に応えるため、僕は院内研修会でも、手を抜かない。
事前に、世界で初めて手術用顕微鏡マイクロスコープの直視のテクニックを発表された秋山先生の著書を読み直し、準備をした。
いつも思うのだが、講師の立場になると、嘘を教える訳にはいかないので、めちゃくちゃ勉強する。
そうすると、終わってみると、実は教えている僕が一番の学びになっている。
この様な機会を与えてくれた歯科衛生士達に感謝だ。
僕よりも若い彼女達は、これから僕よりも関わる患者さんは多い。
より多くの患者さんのお役に立てる様に、頑張って欲しい。
その彼女達と共に働いてくれる若い歯科医師を育てなきゃいけないのだが、これが、なかなか難しい。
僕が隠れキリシタンで有名だった島で、隠れ歯科医師として活動しているからか、表舞台にあまり顔を出さないので、鬼の様に恐れられているのかもしれない(笑)
この西の端まで来て本気で学びたいと思う勇士がいたら、アシスタントからのスタートになりますが、無償でいくらでも教えちゃいます。
週に一回、月数回でもOKです。鱗滝さんよりも厳しいけどね(笑)
一仕事終えたので、ようやく子供達から借りてきた鬼滅の刃を読み込んだ。
吾峠さん、本当に凄い。
何故、鬼になったのかまで丁寧に描写されている。
特に噂に聞いていた18巻は、本当に神巻だ。
今話題の映画にも出てくる、あの上弦の参が、何故鬼になったのか泣けてくる。
設定こぼれ話を読むと更に。
話を戻すと、生活するためにと鬼になってしまう人も多いのかなと思う。
僕は曲がった事が嫌いなので、めちゃくちゃ苦労するし、なれないかもしれないけれど柱を目指したいと思う。
でも、そんなこんな言っていたら、もう直ぐ50歳。
若い時に50歳で、一区切りつけると思っていたのだが、もう1年ちょっとしか猶予がない。
そんな時、郷ひろみさんの本が目に止まった。
成功は60代から
昨年、奈落の底に落とされたけど、今思うと良い経験をさせてもらった。
40代だったから何とか立ち直れたけど、50代だったら終わっていた。
今年、コロナもあり僕はつくづく運が良いと思う。
昨夜、久しぶりに本当は今頃ハーレーダビットソンを自由に乗り回しているはずだったとある職人と話をして、盛り上がった。
真面目に患者さんと向き合い、良い仕事やっていると思うんだけど、石川啄木の様に、いつまでジッと手を見ているんだと(笑)
でも、郷ひろみさんの様に、60代は楽しいかも?
自分で人生の折り返し地点は遠に過ぎているのは承知しているのだが、神様が生かしてくれる限り、人生を楽しみたいと思う。
60歳を迎えた時、様々な呼吸、型を使いこなし、柱と呼ばれる様な歯科医師になる。
そのために、まだまだ精進だ。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように。