十八銀行と親和銀行が統合する長崎で事業を継続するために考えること…
2016年3月の移転直前に、長崎県の二大銀行である十八銀行と親和銀行の合併が発表された。
それまでライバル行として、ガチガチにバトルをしてきた銀行が手を結ぶ。
長崎で事業を営む経営者として、今までとは大きく時代が変わると危機感を持った。
少子高齢化が急速に進み、人口の流出も著しい。
当院がある生月島に限れば、65歳人口がすでに50%近くになっている。
そんな場所で歯科医院を継続していくには、どうしたら良いか、5年、10年、20年先の未来をどう描いたら良いか、真剣に考えた。
未来に不安を抱くだけではダメで、とにかく行動。
様々なジャンルの書籍を読み漁った。
経営者としての幅を広げるためだ。
そして、歯科医療としての強化として、手術用顕微鏡マイクロスコープを歯科医師だけでなく、歯科衛生士のメインテナンスでも活かせるように、山梨の秋山先生に師事し、通い続け学んでいる。
手術用顕微鏡をあらゆる臨床に応用するためには、秋山先生に直接指導して頂く事が、一番の近道であり、間違いないと思っている。
生月から山梨まで、9時間から10時間かかりはするが、行くことにより、レベルアップしている。
現在、全10回のペリオスペシャリストコースの4回目が終わり、年明け1月に5回目に参加する。
再生医療のキーになると考えている、上皮下結合組織移植に関して学べる。
秋山先生が開発された素晴らしい技術は、間違いなく今後、世界に誇れる技術になると確信している。
とても楽しみだ。
事業継続の大きな鍵として、スタッフ力があると考えている。
過去4年半は、退職社員はゼロである。
治療用のチェアーが4台に対して、歯科医師2名、受付&TC1名、歯科衛生士が8名体制になった。
うち2名は、育休中である。
来春には、新卒で当院で働きたいという若い歯科衛生士が入社するので、9名体制になる。
なぜ、そんな田舎に歯科衛生士達が集まってくれるのか疑問に思うかもしれないが、難しいことはしていない。
歯科衛生士達が、どうしたら、やりがいを持って働いてくれる環境にできるか。
そして、それをサポートしていけるか。
この2点に注力している。
また、流れが上手くいっていない時、とにかくスタッフ一人一人と経営者自ら時間を作り、話を聞く事が大切と考える。
勤務時間外ではなく、勤務時間内に取るのは当たり前だ。
今年も、どんだけ時間をかけたか(笑)。
スタッフ問題を抱えている院長先生は、まずは、一人一人と話す時間を、しっかり取る事を勧める。
時間を取ることにより、短期的には売上が下がるかもしれないが、人財一人失う事による影響は遥かに大きい。
長期的な展望で経営を考える必要がある。
今年は、年末まで沢山の出会いがあり、本当にありがたい。
来年以降の新規の動きを助けて下さる人達だ。
来年は、今年以上に、世界を動き回る予定だ。
3月 ドイツ IDS(2年に一度開催される世界最大のデンタルショー)
5月 ロサンゼルス AAO(アメリカ矯正学会)
6月 ボストン PRD(3年に一度開催される歯周病と補綴の学会)
の参加が決定している。
また、中国の上海にも行くことになると思う。
来年以降の展開に、来年3月に48歳になるオジさん歯科医師はワクワクしている。
今年は、明日から29日まで診療させて頂く。
年末年始はスタッフは交代でお休みを頂いているので、予約枠が少なくなっているので、お早めにご連絡ください。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように。
上海行って良かったです。訪れた事がない人は、おススメです。