マイクロスコープ下でのインプラント埋入をどうやっているのか?当日の埋入直後にお見せしました…
長年ご家族で予防の自費会員で通って下さっているAさん。
現在は、生月(いきつき)島を離れ、遠く佐世保から通って下さっている。
そんなAさんのお友達Bさん。
とある歯科医院で歯を抜かれて、そのままになっている。
Bさんは人前で話をされるお仕事をされているので、Aさんは、その隙間が気になっておられた。
二人で話す機会がある時に、ちょっと遠いけど、生月島に私が家族で通っている歯医者さんがあるから、一度相談してみない?とBさんに話をされ、セカンドオピニオンで来院された。
診せて頂くと、右上と左下に歯がなく、笑われた時に確かに暗がりが見え、歯がない事が解る。
年齢がまだお若いので、時間と費用が許すならインプラント治療がオススメですと伝えた。
治療期間は、約半年。
お仕事が多忙のため、通院が一番ネックだったのだが、当院での治療を決心され、本日、右上のインプラント治療からさせて頂いた。
遠方で、お仕事もお忙しい方なので、通院がなかなか難しい。
CT撮影後、シミュレーションを何度も行い、歯茎を開かず、縫合も必要ない治療法で出来ると判断した。
2008年の夏にサンフランシスコで開催されたDr.ラムの研修会に参加してから、この方法をメインでさせて頂いている。もう8年、順調に経過している方もおられる。
本日は、更に、最近取り組んでいるマイクロロスコープ(pico MORAピコモラ)とDVP2(動画撮影管理プレゼンテーションシステム)を用いて、全ての治療過程を録画した。
途中、小さいレントゲン撮影を行って角度の細かい確認などをしながら、シミュレーション通りに埋入を無事終えた。
3本フラップレス埋入、トータルで約45分だった。
歯茎を開かないので、術後の出血はほとんどない。
その上、腫脹も起こる事がほぼない。
自分が受けるなら、この埋入方法と思ってさせて頂いている。
治療直後の説明で、実際に動画を見せながら説明させて頂いた。
治療を受けたBさんから、
「もっと出血があると思っていましたが、ほとんどなくてビックリしました!」
と言われた。
要は医科で行われる内視鏡下でのオペと同じと思っている。
術野を小さくすればする程、人間の治癒力は最大限に活かせる。
それを活かさない手はないと僕は考えている。
実はBさん、次の来院は、再来週になる。
さすがにちょっと心配だが、何かあれば時間外でも診せて頂けるように、僕の携帯番号を教えている。
インプラント治療する方には、全て教えている。
今回も何も連絡がない事を祈るのみ。
Bさん、お疲れ様でした。
僕は、大きい治療がある前日は、意外とぐっすり寝れるが、治療直後の超集中した後が寝付けが悪い。
かなり神経を使うので、その反動だと思う。
お酒を飲むも、あまり酔わない。
しかし、明日もインプラント埋入、その後、正中過剰埋伏歯の抜歯とオペが続く。
そんな訳で、寝ない訳にはいかないので、早くベッドに行くことにします。
今週の金曜日は午後から再び、歯科衛生士二人と共に山梨遠征。
マイクロスコープを極めるために、しっかり学んできます。
朝晩は、かなり寒い予報なので、防寒して向かいます!
明日も皆さまと共に、良い一日でありますように!