何が正しくて、何が悪いかなんて僕には解りません…
こんにちは。
昨日のブログ、想定はしていたのですが、賛否両論沢山のご意見を頂きました。
人の価値観、考え、歯科医師としての治療法の選択、手技など様々で、何が正しくて、何が悪いかなんて僕には解りません。
解らないから勉強を続けています。
患者さんも様々です。ご自身で、虫歯や歯周病を放置していて、何か症状が起こっているのは、ご自身の責任が大きく、仕方ない事と僕は思います。
ただ、歯科医師が治療を行った直後に、症状が続いていて、噛めていない現状があるのに、それをそのままにするのは、とても心が痛いです。
今回は、さらに高額な治療費を支払っている自費診療です。
率直に患者さんの声を聞いて、それに対応するのが人として当たり前の事なのではないでしょうか?
何回も訴えたのに、対応してくれず、半年以上、悩みに悩んで、遠路ようやく来院されたという状況です。
新車を購入したとします。
最初からエンジンがしょっちゅう止まると訴えても、大丈夫です、検査しても問題ありません、このまま乗って下さいと言われたら、どうでしょうか?
僕自身が行った治療で上手くいっていなくて、周りの先生に助けてもらっている場合が、もちろんあると知っています。本当に感謝しております。
また逆もしかりで、周りの先生が一生懸命真摯に治療されて上手くいっていない場合は、僕の手技で救えたらと思い治療させてもらう場合もあります。
医療なので100%を目指しても上手くいかない場合があります。
しかし、そこには、同じ人として、歯科医師として、一定の倫理観があると思います。
この倫理観の定義が、最近の日本の歯科界は揺るいでいるのではないでしょうか?
歯学部入学希望者の減少、国家試験合格率の低下、週刊誌での報道…etc、それらの根底にある問題に真摯に取り組む時代がきているのでは?
僕は、人として、歯科医師として誠実でありたいと思います。
当院のスタッフ一同、同じ気持ちです。
至らないことがあり、ご迷惑をおかけすることがあると思いますが、真摯に対応させて頂きますので、何かありましたら遠慮なく教えて下さい。
今後とも西の端より、宜しくお願いします。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように!
写真は、ある日の生月島の朝焼けです。
夕焼けもとても綺麗なのですが、僕は登るお日様が好きです。