コロナウイルスのFACTを学ぶ. お陰様で生月島で開院して15年.
今週初め、FBを見ていたら神田昌典さんが、とあるオンラインセミナーをお勧めされていました。
福岡大学経済学部教授の木下敏之先生がナビゲーターをされて、
藻谷浩介さんが語る
新型コロナ後の福岡・九州の進む道(第一回)
オンラインセミナー
が5月7日の夜に開催されると。
藻谷さんがどんな人か全く知らなかったけど、時の流れに身を任せる人間としては、直ぐに申し込みをしました。
いや、凄く良いセミナーでした。
コロナウィルスのFACTを知りました。
冒頭は、
ダイヤモンド・プリンセス号で起きたこと
あれだけ数ヶ月前に話題になったのに、実際どうだったのか全く把握していませんでした。
乗客・船員3711名のうち何名が感染したのか?
寒気不十分で濃厚接触機会の多い中に1ヶ月弱もいたんだから、凄い数が感染していたのでは?と正直思っていました。
すると、なんと、
感染者は712名(全体の19%)
だったんです。
つまり、
残りの2999名(81%)は感染しなかった
という事。
そこから何名が発症したかというと、
378名(全体の10%、感染者の53%)
だったそうで、無症状の人も47%いたという事です。
クルーズ船の乗客の多くは高齢者のカップル。
また世界的にコロナウィルスの死亡者の大多数も高齢者と知られています。
そんな中、最終的に何名亡くなったかというと、
死亡者は13名(全体の0.4%、感染者の1.8%)
だったそうです。
僕、この実数を知る前は、正直、もっと亡くなっている人が多かったのではと思っていました。
他にも2009年に起こった新型インフルエンザの事実。
日本で実際に亡くなっている人の死因なども数的に示して頂き、コロナウィルスの予測も聞きました。
またPCR検査数が少ないとマスコミ報道ではよく言われていますが、実際に世界と比較して少ないです。
しかし、たとえば凄い数されていると言われている韓国でも、わずか1%しかされていません。
またコロナウィルスの死者数と検査実施率とでは統計学的に相関関係なしなんです。
人口100万人あたりの死者数も世界と比較して出されていたのですが、ベルギーや英国、スウェデンなど、軒並み100人近くなのですが、日本は、わずか数名です。
また、国立感染症研究所が発表されている
新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査
海外から帰国した人が持ち込んだ欧米由来の変異したウイルス
という事が塩基配列を分析して解っているそうです。
何故マスコミは、この様な事実をはっきり教えてくれないのか疑問です。
コロナウイルスのFACTを知り、正しく恐れる事を学びました。
藻谷さんも言われていましたが、日本では感染者数、死者数が共に少ないものの、油断は禁物で、これからも3密には注意しなくてはいけないと。
特効薬やワクチンが開発されるまでは、以前のように密閉された狭い空間では、皆んなでワイワイ楽しく食事したり、飲んだりする事はしばらく出来ないかもしれません。
しかし、ソーシャルディスタンを保てる空間であれば、様々なビジネスが行えると思います。
2020年、様々な事が変わる年になると思いますが、経営者として歯科医師として変化を続けていきます。
セミナーを企画して下さった木下教授、講師の藻谷さんに本当に感謝です。
第二回が6月に開催されるそうです。
間違いなくお勧めのオンラインセミナーです。
巣篭もり生活中、今まで出会えなかった方々とオンライン上で出会えたり、新しい見地を手に入れる事が出来ています。
ピンチはチャンス
です。今まで学べていなかった事をしっかり勉強します。
そんなこんなで、すっかり忘れていましたが、
2020年5月9日
で生月島に開院して15年が経ちました。
ここまでこれたのは、沢山の応援して下さる皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもスタッフ一同、地域の歯科医療に貢献するため、日々精進を続けていきます。
宜しくお願いします。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように。