本日の午後は、上顎に３本のインプラント治療。

うち１本は、上顎洞という鼻の空気が入っている部分まで骨がほとんどない状態だった。

そのため、いつものSCAキットという特殊な道具を用いた。

今朝、診療前に、卵を使って練習。

殻の下にある薄皮を破らないのを何回も確認。

これを続けているから神様は味方してくれると思っている。

もちろん、他のインプラント部位の予定位置にも模型を使って最終の埋入練習も行った。

２０００年よりインプラント治療に取り組み、もう１７年目になる。

それでも慣れない。いや慣れなくて良いと思っている。

結果を出し続けるには、初心を忘れず、淡々と練習を続けるのみと僕は思う。

山梨の秋山先生に師事し、教えを忠実に実践していると、驚くほどマイクロスコープが使えるようになっている。

本当にありがたい。

本日の埋入も全てマイクロスコープを用い、カリーナシステムのDVP2にて動画で保存している。

患者さんに対する説明はもちろん、術中の記録として残すだけでなく、将来は後輩の育成に使っていくつもりだ。

先週も難しいインプラント治療だったが、今のところ順調に推移している。

今日の方も、現在、仮の入れ歯を使って頂いているので、インプラント術後のコントロールが難しいのだが、Goalするまでは、しっかり調整を重ね、食事をしっかり取れるようにしていく。

難しいインプラント治療は、最終的な被せ物が入るまで、気を緩められない。

先月、ゴールした佐世保から来られた方から言われた。

「先生が言われていたように、本当に人生が変わるんですね！」

と。

昨年、セカンドオピニオンで来られた。

奥歯がないので、食事が上手く出来ていない。

また、笑った時に、黒い影が見える。

僕は最初に、お会いした時に、

「難しい治療になりますが、経験があります。

　治療費は高額になりますが、間違いなく人生は変わります。」

と伝えた。
最初に会った時に、最終のGoalが見える方には、伝えるようにしている。

しかし、噛み合わせが非常に難しく、残せる歯、残せない歯の判断が難しい場合は、治療を進めながら、Goalを決めていく。

僕は、歯科医師という仕事が大好きだ。

そして誇りを持っている。

噛み合わせをしっかり作り、その噛み合わせを長く使ってもらうと、人生を楽しめると思う。

人生に大きく寄与出来る仕事と考えている。

これからもスタッフと共に精進を続けながら、当院を選択して下さった皆さまに貢献していきたい。

生月（いきつき）島は、お盆は帰省される人が多いので、人口が増える。

そのため、島の女性は、とても多忙になる。

そんな訳で、予約が比較的取りやすくなるので、来週は、オススメです。

明日も皆さまと共に、良い一日でありますように！