島の歯医者 川口悟史の歯の話『歯の中のこと、ご存知ですか?』
こんにちは😊
島の歯医者 川口です。
8月も終わりに近づいたのに暑さが厳しい日が続きますね。来られている患者さんからアゴ漁の話をチラホラ聞くようになりましたが、まだまだ夏日のようです。
今回から歯についてのお話を少しずつご紹介していきたいと思います。
自分の勉強のためにも、これから毎週更新してまとめていきます。ネタ切れしないように頑張ります❗️
何の話からしようかと考えたのですが、今回は毎日使っている歯の構造についてお話しさせてください。
突然ですが質問です。
皆さんは体の中で最も硬い組織は何だと思いますか❓
正解は歯の表面にあるエナメル質という組織です。
例えるなら水晶と同じくらいの硬さがあります。
色は半透明をしており、歯の色が白いのはエナメル質の下の象牙質の色が透けて見えるからです。
エナメル質はカルシウムの小さい柱が集まって出来ています。
生月島で例えるなら👇塩俵の断壁に似ています🌊
エナメル質は硬いのですが脆い性質もあり、衝撃を受けた時に亀裂が入ったり欠けてしまう事ががあります。イメージとしてはガラスや陶器になります。
脆い性質があるため、エナメル質は下にある象牙質(ぞうげしつ)という組織に支えられています。象牙質はエナメル質より柔らかく、衝撃に強い構造になっていますが、エナメル質を超えて象牙質が虫歯になってしまった場合には一気に進行してしまいます。
まとめると、歯は異なる複数の組織で構造されており、それぞれ大切な役割を持っています。
虫歯の進行具合によって経過をみていいのか、治療が必要なのか状況により様々です。
歯科医院で定期的に診させてもらうことで、
虫歯が進行しないように予防処置を行い経過観察したり、
進行を早期発見し、治療が必要と診断した場合は、
歯へのダメージを最小限に治療することが出来ます。
是非、かかりつけの歯医者さんに定期的に、痛くない時も通って下さい。
皆さんに知ってほしい、生月島の絶景と歯の構造の話でした。
〜私達が受けたい歯科医療をそのまま患者さんに提案します〜