【赤めだか】
現在僕には師が二人います。
一人はコロナ禍で偶然出会った出版コンサルタントでビジネス書評家の土井英司先生です。
土井先生が昨年暮れに
『人生で読んでおきたい方がいいビジネス書75冊』
を出版されました。
予約していたので発売と同時に届き、年末に読みました。
その中で立川談春さんの
『赤めだか』
が紹介されていました。
昔話題になったのは知っていましたが一度も読んでいなかったので、すぐに注文し読み始めました。
故談志師匠とのエピソードの数々に吸い込まれました。
型ができてない者が芝居をすると型なしになる。
メチャクチャだ。
型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。
どうだ、わかるか。
難しすぎるか。
結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ
談春さんが弟弟子の志らくさんに真打昇進を先に越された時の話。
さだまさしさんに談春さんが甘ったれたときに、
談春(おまえ)、一体自分を何様だと思ってんだ。
立川談志は天才だ。
俺たちの世界でたとえるなら、作詞作曲、編曲に歌に演奏まで独りでできてしまう。
その全て、どれをとっても超一流、そんな凄い芸人が落語というひとつの芸能の中で、五十年の間に二人も三人も出現するわけがないだろう。
憧れるのは勝手だがつらいだけだよ。
談春は談志にはなれないんだ。
でも談春にしかできないことはきっとあるんだ。
それを実現するために談志の一部を切り取って、近づき追い詰めることは、恥ずかしいことでも、逃げでもない。
談春にしかできないことを、本気で命がけで探してみろ
年末は、もう一人の師匠も本を出版された。
もちろん、そちらも読みました。
読めば読むほど、落語界の談志師匠のような歯科界の天才だと改めて思いました。
師匠の全部は真似ることはできなくても、一歩ずつでも近づいていきたいと『赤めだか』を読み強く思いました。
今年は、
今までの人生で一番歯科の勉強をする!
と宣言しています。
2024年スタートしたばかり。
やります!