見えない世界がたくさんある. ディスバイオシス(均衡の破綻).

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一昨日、フィジーで大きな噴火のニュースを知った。

ふとつけた夕方のTVニュースで、日本には津波の影響はないと報道されていた。

フィジーで大きな影響が出ないことを祈りながら、TVを消しデスクワークに戻った。

 

昨日は日曜日。
ふとつけたフジテレビで朝6時台から、津波警報発令のニュース。

何事が起こったのか、NHKに変えてみると同じような放送が。

気象庁が早朝に予想を変えたらしい。

自然界には解らないことが沢山ある。

人間が分かっていることが実は少ないと僕は思う。

 

僕がいる歯科医療の世界で、歯周病の原因は1930年頃から1960年頃まで歯石が原因と思われていた。

1960年頃からHarald Löeらによる非特異細菌説がいわれ、プラークの量が原因と。

1970年頃になるとWalter J. Loescheらにより特異細菌説がいわれ、プラークの質に要因があるとされた。

 

1990年頃になるとPhilip Marshらにより生態学的プラーク学説がいわれ、プラークの量と質による生体環境の変化が原因と考えられた。

1992年に歯学部に入学した僕は、まさにこの考えのもとに歯周病を学んだ。

 

2000年頃になるとSigmund SocranskyらによるP.g.菌、T.f.菌、T.d.菌の3菌種が一番病原性が高いレッドコンプレックスという説が世界で言われた。

この3菌種を減らせば歯周病は治ると予想し研究開発が進んだが、ことごとく失敗に終わった。

 

様々な機器や方法を用いても、

見えない菌がいる

からだ。

 

ここ最近は、

ディスバイオシス(均衡の破綻)

と考えられている。

これは2017年に発表された歯周病の世界的な定義の中で書かれている。

要は平常なときは良かった菌のバランスが環境の変化で変わり、病原性が高い菌が増え、歯周病が悪化すると今は考えられている。

ただ、これも将来は変わるかもしれない。

 

人の世界でも表の顔と裏の顔が違う人が結構いる。

見える世界では良い人でも、職場や家庭ではという人たちが。

この2年に及びコロナ禍で、それがはっきりしてきたと僕は思う。

人間界でもディスバイオシス

これから、もっと増えるかも。

 

お気づきの方も多いと思うが、またまた早朝に目覚めてしまい、ついPCの前に。

今日までお休み頂いているので、無理して寝る必要がない。

ただ久しぶりに本業の事も書いて眠たくなってきたので、二度寝することにします。

本日も皆様と共に、良い一日です。