当院のマイクロスコープ(歯科用手術用顕微鏡)を使う治療について。山梨の秋山先生に師事しております。
こんにちは。
西日本は寒波が来ており、今日も寒い一日になりそうです。
予約が入っていても、体調が悪かったりする場合は、無理に来院される必要はありません。
遠慮なく予約の変更のご連絡を下さい。
体調が良くなってからメインテナンスや治療を進めていきましょう。
今日は、当院のマイクロスコープ(歯科用手術用顕微鏡)を使う治療についてご紹介します。
マイクロスコープを導入した理由は、
裸眼や拡大鏡で普通は見えない部分を、
見ながら治療したい!
と考えたからです。
2013年の秋に最初の1台目を導入しました。
ところがです。
これが、全く使えないんです。
両眼で見るのも大変。
焦点を合わせるのも大変。
ましてマイクロスコープで見ながら治療なんて、とても大変。
その上、今まで両手で治療してきたのに、急に片手にミラーを持っての治療なんて、精度が下がり、そんな治療を患者さんにするのは、当院の理念『私達が受けたい歯科医療をそのまま患者さんに提案する』に反してしまうので、僕には無理。
そう、治療に全く使えなくて、確認程度になってしまいました…
その確認する頻度も減ってしまい、購入して約半年間は、
非常に高価なオブジェ
となり、妻には、また無駄な高価な物を買ってと日々怒られていました。
そんな中、2014年4月に一人の先生と出会い運命が変わりました。
福岡で開催されたある学会で、衝撃的な講演を聞いたからです。
マイクロスコープを自在に使い、世界の歯科界の常識では治療出来ないといわれている患者さん達を多数救われているんです。
山梨でご開業されている秋山先生
です。
YouTube上で多数の動画を発表されているので、気になる方は、
マイクロスコープ 秋山先生
で検索してみて下さい。
秋山先生は自身の宣伝を嫌うため一般的に知られていませんが、世界的に活躍している先生です。
2011年には医療用顕微鏡や、レンズで有名なドイツの国家的な企業であるカールツァイス本社にてカールツァイスの役員に対して日本人として初めて講演を行っています。
翌年には、ネパールの歯科会の国の代表に直接たのまれて、一週間ネパールの歯科大の教授、開業医、歯科大の学生に講義を一人でボランティアとして国際貢献されています。
2014年には、アメリカの名門大学の1つであるニューヨークのコロンビア大学でも講演しています。
アメリカ、ブラジル、ドイツでの講演も多数行われており、
日本が世界に誇れる歯科医師なんです!
講演を聞いた後、秋山先生にご挨拶をさせて頂き、2014年6月から現在まで、秋山先生が主催されるMATIというインスティテュートで学ばせて頂いております。
歯科医師の僕だけでなく、一緒に働いてくれる歯科衛生士達にもマスターしてもらおうと思い、遠く山梨まで、交代で研修に行ってもらっています。
秋山先生から学べば学ぶほど、マイクロスコープをどんどん使えるようになりました。
1台では足りず、2台、3台と増やしていき、今年の春に、歯科衛生士専用の部屋にも導入したので、
4つ全ての診療室にマイクロスコープを導入
しております。
先日、秋山先生が会長をされる、
臨床応用顕微鏡歯科学会
の第二回大会が東京で開催されました。
私自身も発表の機会を頂きました。
秋山先生をはじめ、会を運営して下さった先生方、ありがとうございました。
秋山先生が凄いのは、ご自身の臨床だけでなく、日本の若い先生達に秋山先生の臨床を惜しみなく伝えている事です。
そして、そのお弟子さんの若い先生達が、次々とマイクロスコープを活用した驚愕の臨床を大会では発表されていました。
秋山先生だけ素晴らしい臨床をされていたら、それは神業で終わりますが違うんです。
日本の30代の若い先生達が、まだ世界でも類を見ない素晴らしい臨床をされているんです!
僕は確信しています。
今後、間違いなく世界の歯科界に、
日本初のイノベーションが起こる!
という事を。
僕は秋山先生やお弟子さんの若い先生達からすると、まだまだ使いこなせていないのが現状です。
それでも、そのイノベーションを自身でも少しでも出来るようになるために、精進を続けていきます。
また当院の歯科衛生士達も秋山先生に直接指導して頂いているので、治療が終わった後のメインテナンスに全てマイクロスコープを使えるような歯科医院に成長させていきます。
西の端の小さな島の歯科医院ですが、来院して下さる皆様の歯からの健康に寄与出来るように努力を続けます。
今後とも宜しくお願いします。
明日も皆様と共に、良い一日でありますように!