インプラント治療と生卵。何歳になっても初心忘れずに続けます…
こんばんは。
風が強い生月(いきつき)島です。
平戸大橋と生月大橋は、二輪通行止めになっています。
春の嵐ですかね。被害が出ない事を祈るのみです。
今日の午後は、上顎のシビアな位置へのインプラント治療でした。
諸事情があり詳細は書きませんが、相談に来られた際、本当はお断りしようと思ったんです。
しかし、患者さんから
「先生に全てお任せします。」
と言われ、そこまで言われるならと準備しました。
今までの経緯を聞いていて、CTを撮影させて頂いたのち、PC上でシミュレーションしながら、一筋縄ではいかないなと予測していました。
本日、実際に診てみると、予想通り。
マイクロスコープ下で、丁寧に治療を進めました。
準備していた全てを出し尽くしました。
あとは、神に祈るのみ。
Mさん、お疲れ様でした。
今日のように、上顎のお鼻の空気が通る部分を触る時(上顎洞挙上術)、必ず練習している事があります。
それは、生卵を使った練習です。
生卵の殻を、上顎の薄い骨。
そして、殻の中の薄皮を、シュナイダー膜というお鼻の空気が通る部分を囲む膜に想定します。
その薄皮を専用の器機で触りながら、手指の感覚を研ぎ澄まします。
僕は、インプラント治療を専門にする歯科医師ではありません。
そのため、頻度が少ない術式をする際は、必ず、当日の朝に練習しています。
スタッフ達からは、朝から何で、マイクロスコープを使って卵みているの?と不審がられているかもしれません(笑)
僕は、慣れほど怖いものはないと思いますので、初心忘れずに、これからも生卵は、この難易度が高い治療の時は、お供にします。
今日みたいに、普段使っていない脳ミソをフル回転させると、逆にテンションがあがるのか、お酒を飲み進んでも、なかなか酔いません。
明日もあるので、ほどほどで、ベッドに向かいます。
明日も皆さまと共に、良い1日でありますように!
〜私達が受けたい歯科医療を、そのまま患者さんに提案します〜