治療後は末長く、美味しく食事をして、人生を楽しんで欲しい…
振り返れば、歯科医師歴20年目を迎えている。
本来飽きっぽい僕が、歯科医人生を、もの凄く楽しんでいる。
それだけ、やりがいがある仕事だと自負している。
昨日、インプラント治療を含めた全顎治療を12年前にさせて頂いた方が、メインテナンスで来院された。
自費の予防会員に入って下さり、3ヶ月に一度、診せて頂いている。
もうすぐ70歳になられる。
噛み合わせの確認をさせて頂いて話をしていると、
「私の周りは、入れ歯が合わなくて、美味しくなさそうに食事をする人が多いんだけど、私は何でもバリバリ食べれて幸せ!」
とおっしゃっているのを見て、僕は歯科医師冥利に尽きると感じた。
その一方、僕の未熟さから、今でも患者さんにご迷惑をかける事がある。
本当に申し訳ないと思うと共に、まだまだ勉強を続けねばと思う。
前にも書いた事があるが、999人治療が上手くいっていても、1人上手くいっていなければ、僕はもの凄く悔しい。
その1人の治療が、何故上手くいかないのか、本当に悩む。
そして答えを持っている先生を探す。
見つからなければ、自分一人でもがき続ける。
だから僕は歯科医師として、自分が一番だと自負される教祖様系先生にはなれない。
また、ワクワク系先生にもなれない。
管理型、検査ありきで前に押し進む先生にもなれない。
僕は、来院して下さる方が「どのようになりたいですか?」と問診を大事にする歯科医師でありたい。
一人一人、思う事は違うと思う。
人として、きちんとコミュニケーションを取ってから、どのように治療を進めていくか、共に考えていく歯科医師でありたい。
また、来院して下さる皆さまの治療の選択肢が増えるように、歯科医師を続ける限り、勉強を続ける。
今、当院は、日本一いや世界一のチームであると自負している。
本当に凄いスタッフが集まってくれている。
一緒に仕事をしてくれて、本当に有難い。
そのスタッフ、一人一人が、もっと輝けるように、僕は経営者としても、勉強を続ける。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように!
〜私たちが受けたい歯科医療を、そのまま患者さんに提案します〜