あの子が生きていたならば… 校歌よりも心に残っている歌『あの子』永井博士作詞…
小学校4年に進級する際、父が脱サラして、千葉から長崎市内に引っ越した。
通い始めた小学校は、原爆中心地に一番近い山里小学校だ。
僕が通っていた頃は、原爆当時の校舎が残っていた。
隙間風は吹くし、今話題になっているクーラーなど当然なかった。
寒い冬に廊下の拭き掃除は、大変だった記憶が残っている。
関東から引っ越して一番驚いたのが、平和教育の時間がとても多かった。
直接、被爆者の方から話を聞く機会もあった。
また平和公園、原爆資料館には、何回も行った。
当時は、なんでそんなに時間かけるの?と正直、思っていた。
でも、50近い、この歳になって思う。
長崎県人として、貴重な教育を受けていたと。
核兵器はなくなるどころか、保有する国も増えている。
核戦争は、まだ起こっていないが、微妙な均衡で保たれている。
今一度、唯一の被曝国として、世界に核がない平和を訴え続けねばと心から思う。
8月9日になると、いつも思い出す歌がある。
ああ あの子が生きていたならば…
永井博士詩の『あの子』だ。
校歌は、ほとんど覚えていないが、この歌は、いまでも口ずさめる。
土曜日から、一緒に長い時間を過ごすお盆休みの間に、子供達と平和について語ろう…
本日も皆様と共に、良い一日でありますように。