開業するなら、さぁどっち?人口600人に1軒の歯医者?2500人に1軒の歯医者?
こんにちは😄
毎週水曜日は、スタッフブログの日ですが、勤務医の川口が毎週月曜日更新してくれることになり、次の担当に上手く引き継ぎが出来ていなかったため、本日は、僕が、連続で更新させて頂く事にしました。
一昨日、昨日と患者さん向けのブログでしたので、今回は、久しぶりに、開業前の若い先生向けに。
2018年10月現在、
・勤務歯科医師1名、受付&TC1名、歯科衛生士8名(うち2名育休中)
・医療法人化、社保完備
・9時〜18時診療
・週休二日制
・434㎡の土地を所有し、180㎡の広さのクリニック
・広めの4つの診療室には、回転式のチェアータカラの『ラポール』3つに歯科衛生士専用のチェアー
・ジェノレイジャパンの歯科用CT『PAPAYA3D PLUS』
・4つ全ての診療室にカールツァイスのピコモラとカリーナシステム社のDVP2
・それらを連動させるためNASシステム
・メディア株式会社の『電子カルテシステムWith』『ビジュアルマックス』
・最新のデンツプライシロナ社のキャビトロンタッチを含む超音波スケーラー各種(1ユニットに2台ずつ)
・EMSのエアフロー
・YAGレーザー
・感染予防機器として、モリタ『IC Washer』『IC Clave』、シロナ社『DACユニバーサル』
…etc
現在、歯科医師として経営者として僕がやりたい事を全て実現出来ています。
また未来に向かっての投資も、どんどん行っています。
しかし、2005年に開業した時は、
・大学&大学院を奨学金で生活したため、自己資金はゼロ
・それどころか奨学金の借金で、マイナス830万
・縁もゆかりもない土地での開業
・歯科衛生士もなかなかきてくれない
…etc
SNSでは書けない事も沢山ありました。
そんな状況でも、開業して14年目になり、理想のクリニックを実現出来た要因の1つとして、開業場所の選定が実はキーだった事に気づきます。
開業する前、福岡の博多駅側で勤務していたので、周囲で開業出来ないか探しました。
現在は、わかりませんが、当時の開業を考えた場所は、
・人口600人〜700人に1軒の歯科医院がある
・良い場所の路面開業だと、家賃が軽く50万を超え、下手すると100万超えになる
・同じようなコンセプトで治療される先生が既に沢山おられる
…etc
そのため当然、
銀行も応援しにくい状況
だったんです。
もしも、当時、我を通して博多駅周辺で開業していたら、今の僕はいなかったと思います。
患者さんが一人も来院しない状況になっても、固定費はかかります。
固定費には、テナント料、光熱費等が含まれ、必ず出ていきます。
それに加え、スタッフの給料、銀行への返済も出てくるんです。
歯科医院に限らず、どの商売をするにしても商圏を考えます。
人口比に対して、競合がどれぐらいあるかです。
競合が少なければ少ないほど、見込み客も増えます。
もちろん、僕と違い潤沢な運転資金がある(軌道に乗るまで、資金に余裕がある)人は別です。
また開業場所で、新興住宅街ですので、これから人口増えますよ!という謳い文句も、ちょっと待ってです。
理由は、
可処分所得
です。
新しく家を買われたら、ほとんどの方に住宅ローンがあります。
それに加え、お子さんがおられたら教育費にもかかります。
そうなってくると歯にかけるお金は、必然的に減ります。
なので、新しくマンションが出来ているからと飛びつくのは危ないです。
また、実際にある話ですが、開業決めたら、実は、他のディーラーさんが動いていて、別の先生も、すぐ側で開業なんて事もあります。
とにかく、事前の調査は、とても大切です。
と色々書きましたが、借金を背負い、責任を取るのは先生ご自身。
先生がコレで行く!と決めたら、たとえそれがレッドオーシャンでもブルーオーシャンに変えてやる!という覚悟があれば、大丈夫です。
本日、午後は、インプラントの埋入が2本あります。
しっかりシミュレーション通りに進めたいと思います。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように❗️
写真は、先日行った香港です。中国のパワー、本当にすごいです。
それに関しては、また別の機会で。