島の歯医者川口悟史の『歯が健康だった人でも要注意!年齢と共に増えくる虫歯の話』
こんばんは。
島の歯医者の川口です。
先週の日曜日は生月ロードレースが開催されました。
眺めの良い海岸線のコースで、参加された方は気持ちよく走れたのではないでしょうか。
僕は最近運動不足なので、何か出来ることから始めていこうと思いました。
ところで、先日患者さんから、
「若い頃は歯で困らんやったけど、60歳を超えてから虫歯ができるようになった!」
とお話を聴きました。
今回は年を
厚生労働省が発表した虫歯(う蝕)のデーターがあります。
この図は、虫歯をもつ人(治療した歯も含む)の割合を表しています。
虫歯がある子供は昔よりどんどん減っていることがわかります(青矢印↘︎)
しかし、65歳以上の階級では虫歯がある人の割合が高くなってきています!(赤矢印↗︎)
虫歯を持つ人が増えてきているのには理由があります。
その理由の一つには、ご年配の方の歯が以前より残ってきているという事実があります。
ですが、歯が多く残っているがために、若い頃と同じようなケアをしていると虫歯ができやすくなります。
さらに、若い頃と比べて唾液の量が減り、歯茎が下がっていると起きやすくなる
「歯の根元の虫歯」(根面う蝕)が増えてきます。
歯の根元は、柔らかいので虫歯になりやすく、進行も速いので
気づかずに進行して、根元からボキッと折れてしまうこともあります。😢
そうならないためにも
今のお口の中の状態に合わせたケアをしていくことが大切になります。
定期的なプロのケアを受けて、歯周病の進行と虫歯の進行を防ぐ。
虫歯の治療を受ける際は、歯にピッタリと合った質の高い治療をする。
ことも大切だと考えます。
虫歯ができ始めた方はその原因を私たちと一緒に考えてみませんか。
〜私たちが受けたい医療をそのまま患者さんに提案します〜