研修会がない今お勧めの本『人生100年時代の予防・メインテナンス』クインテッセンス出版株式会社
コロナ拡大の影響で、今月、来月と予定していた講演や研修会が全てなくなった。
こんなに時間があるなら、普段出来ない事が出来る。
様々な本を買い漁って、読んでいる。
最近、コロナ対策の経営の事を連続で書いてきた。
非常勤講師をやっている東北大学の歯学部で、数年前に講義を聞いてくれた先生がFBで、まだ勤務医で経営の事がわからないとコメントをくれた。
そこで、僕はこう返信した(一部改変)。
今回のコロナによる世界的な影響は、今までになかった事態です。
だからと言って、マスコミ報道により不安にかられるだけでは、ダメで、
今起こっている事を冷静に分析して、何が出来るかを考えます。
日々、僕らが患者さん達に行なっている問診、様々な検査、診断、治療、メインテナンスを経営に、置き換えただけです。
現状を把握して治療計画を立て、治療を行う。治療が終わったら、メインテナンスに移行する。
だから、勤務医の時から、経営者の立場を考えるようにしていると、臨床を行う歯科医師としてだけでなく、将来の経営者としても成長出来ます。
先生が勤務されているような大きなクリニックほど、景気が良い時は、キャッシュは潤沢ですが、
この様な危機に直面した時、家賃、借入金、人件費等の固定費が重くのしかかり、一気にキャッシュが底をつきます。
リーマンショックを経験した一部上場企業が、内部留保を沢山してきた理由が、そんな所にあります。
日々の臨床を経営に置き換えただけ。
そう考えると、経営って難しくないですよ。
まずは、家庭の家計から、しっかり把握すると、将来の開業時に役立ちます^ ^
さて本題に戻ると、寿命が伸びて、人生100年時代と言われる。
当院にも日々、高齢の方が多数来院される。
それぞれ状況は皆違い、本当に頭を悩ませながら、日々の臨床に取り組んでいる。
僕のような歯科医師20年選手でも苦悩するのだから、若い先生達は、もっと大変だと思う。
そんな先生達に役に立つ一冊の本が、今年初めに出版された写真の本だ。
素晴らしい沢山の知り合いの先生方が、書かれている。
監著代表の伊藤中先生の前書きから、しっかり読んでもらいたい。
多額の借金を背負い、目の前の治療に一生懸命で、それどころではないと言われるかもしれないが、
規格化された口腔内写真やエックス線写真を、しっかり残して欲しい。
また、患者さん達も、自分達の未来のための資料を採られていると理解して欲しい。
今回のコロナの騒動で、様々な事が見直されると思う。
泥臭いと言われてきたかもしれないが、泥臭い事が評価される時代が来ると信じている。
お金も大切だけど、それよりも大切な事が沢山ある。
お金がなくなったとしても、築き上げた信頼や信用は、コロナごときではなくならない。
明日も皆様と共に、良い一日でありますように😁