可愛い子には旅をさせよ…
今、趣味は何か?と聞かれると、
歯科治療、読書、旅行
と答えている。
仕事が趣味っておかしくない?と指摘を受ける事もあるが、僕自身が楽しくて仕方ないから気にしない。
趣味じゃなかったら、ココまで時間やお金を投資はできない。
妻には、いったい何歳まで投資続けるの!と怒られるが、馬の耳に念仏だ。
話を戻すと、旅行が趣味になったのは、実は遅い。
大学の学生時代、アルバイトと部活ばかりやっており、とても旅行に行く時間がなかった。
2浪1留という華やかな経歴を持った6年生の時に付き合い始めた現在の妻から、
「男なら若いうちに、一人旅、しとかな!」
と突かれた。26歳の時だ。
行くタイミングを考えると、部活が終わり授業がない国試直前の12月しかない。
当時国試は3月初めだったので、3ヶ月あれば何とかなるかと腹をくくった。
極寒の12月に3週間の旅程を組んだ。
行く先は、日本人があまりいないところ、日本語が通じないところを選び、福岡空港から関空を経由し、イタリアに入ったのち、スペインを旅する事にした。
荷造りをしている時に、国試対策用のテキストを詰め込もうとしていると、
「旅に、何を持っていく?そんなのいらん。」
と当時彼女だった現妻より指摘を受け、テキストは置いていく事に。
そう3週間、まったく国試勉強と離れた生活に。
戻ってきて年明けに1月に受けた卒業試験は、本当に酷い点数だった。
当時学年主任の解剖学のT中教授に、呼び出された。
成績がぶっちぎりに悪い僕を含めた3名、N崎、T賀と共に。
「お前ら、歯医者になる気あるのか?」
と。
結局、3名は無事に合格したが、国試までの期間は、人生で一番勉強した。
もう二度と経験したくない。
僕の国試対策テキストは、1回も終わらせられなかったので、綺麗だった。
1学年下のラグビー部の後輩マネージャーに譲渡したのだが、
「高崎さんのテキスト、本当に綺麗で良かった!」
と言われた。
1998年の冬、円が強かった時代だったので、エアー代が全て込みで8万円前後という今ではありえない価格だった。
ビックリ価格だったので、行きの飛行機は、エコノミークラスのトイレが壊れるという非常事態に遭い、飛行機の中で、トイレ1時間待ちを経験した。
ちなみに帰りの飛行機は、一度滑走路に出て加速したら急ブレーキ、そして駐機場に戻るというハプニングに遭遇し、9時間遅れ。
初めての一人旅で、今後、絶対このエアー会社には乗らない!と決めた。
現在、事実上の経営破綻中の例の会社だ。
エアーだけ予約して、ホテル等は行き当たりばったりのバックパッカーの旅、色々あったが、長くなったので、今回僕の話は、このあたりで。
本日夕方から今春、高校生になる娘が、単身、カナダに1週間、ホームステイでの語学留学に出発する。
合格したら行かせてあげると約束していた。
通知を受けたら、本当に行く意思は揺らいでなく、あれよあれよと決まっていった。
幸い、入試で頑張ったおかげで、入学時に必要だった費用が免除になったので、それを留学の費用に充てる事ができた。
娘の中学校生活、本当に色んな事があった。
それはそれで将来、良い経験になるはずと思っている。
学校の先生をはじめ、たくさんの皆さんの支えがあり、無事に中学を卒業できた。
本当にありがたい。
1週間後、娘がどんな経験をして帰ってくるのか、直接話を聞くのがとても楽しみだ。
昔は、日本でほとんど飲む事が出来なかったスペインを代表するスパークリングワインCAVAが、ファミリーマートで買える。
それも、お一人様サイズで、ちょうど良い。
最近時々、夜のお供です。
本日も皆様と共に、良い一日でありますように!
〜私達が受けたい歯科医療を、そのまま患者さんに提案します〜